当院についてABOUT

理事長・院長ご挨拶

理事長・院長ご挨拶

GREETING

優しい医療


医療法人 北志会 札幌ライラック病院
理事長 志田 勇人

当院は札幌市豊平区において、地域に根ざした医療機関を目指し日々努力してまいりました。
社会の多様化に伴い医療における環境も大きく変化してきております。現代はスピード優先、効率重視の考えに重きを置く風潮ではありますが、まずは地に足をつけ焦らず、たゆまずを心して地域の皆さまとともに歩んでまいりたいと思っております。
「医は仁術なり」と申します。まさしく医療は人対人であり医療の根幹にあるのは人を思いやる心、優しい気持ちではないかと考えております。どんなに医療技術が進歩し、取り巻く環境が変わろうとも当院はその気持ちを忘れずにこれからも皆さまの幸せと生きがい に役立つ病院として励んでまいる所存でございますので何卒宜しくお願いいたします。

患者様のニーズに合わせた医療


医療法人 北志会 札幌ライラック病院
院長 本庄 恭補

日頃は当院の診療に関しご理解とご協力を頂き誠にありがとうございます。
当院は200名超の職員が日々、外来・病棟・在宅支援とあらゆるチャンネルでのワンストップサ-ビスをこころがけ医療に携わっております。
患者さまのニ-ズは年々多様化しております。私たちは医療と言うサ-ビスを提供していると考え、いかに患者さまのニ-ズにお答えしていくか、日々自問自答を繰り返しながら業務にあたっております。 今後は人工呼吸器患者さまの受け入れはもちろん、消化器内科の充実さらには糖尿病外来の開設などを通じ地域医療に幾許かの貢献ができればと考えております。 また、(財)日本医療機能評価機構認定病院として認定されたことにより「質」の向上はもちろんですが、当院への転院検討時の参考になれば幸いでございます。 これからも「自分や家族が受けたい医療やサ-ビス」を私たちは提供しているのか、顧みながら日々の治療にあたってまいる所存でございますので何とぞ宜しくお願い申し上げます。

当院の医師については、
こちらでご紹介しております

病院理念

PHILOSOPHY
基本理念

私たちは、地域における病院使命を果たすうえで、
「安心・信頼・満足」を目指し、より良い医療サービス実践のため日々研鑽します。

基本方針

患者さまの生命を尊重し、人間としての尊厳及び権利を尊重します。

専門の医療を提供し、安心して療養に専念できる環境を整備します。

職員は、責任と誇りを持ち、日々学習し、専門職としての使命を果たします。

職種・職域を超えたチーム医療を目指します。

病院概要

OVERVIEW

当院の
施設基準について

FACILITY STANDARD

医療保険適用病棟:2A病棟(42床)・2B病棟(48床)・3病棟(41床)・4病棟(36床)

2A 2B 3 4 外来 適合基準名 内   容
障害者施設等入院基本料
(10:1)
日常動作に障害のある患者様・難病等の患者様に対してどの時間帯に於いても、看護師(7割以上正看護師)1人当たりの受け持ち患者数が10人以内になるような職員配置しております。
特殊疾患入院施設管理加算 日常動作に障害のある患者様・難病等の患者様に対してどの時間帯に於いても、患者様10人対して1人以上の看護師及び介護職員を配置しております。
療養環境加算 入院患者様1人につき8㎡以上の病室を有しております。
療養病棟入院基本料1 どの時間帯に於いても、看護師(2割以上正看護師)1人当たりの受け持ち患者数が20人以内、介護職員1人当たりの受け持ち患者数が20人以内になるよう職員配置をしております。
療養病棟療養環境加算1 入院患者様1人につき6.4㎡以上の病室・1㎡以上の食堂・16㎡病棟床面積、幅1.8m以上の廊下、床面積40㎡以上の機能訓練室、身体の不自由な患者様の利用に適した浴室を有しております。
運動器
リハビリテーション料(Ⅰ)
専任の常勤医師を1名・専従の理学療法士及び作業療法士を合わせて2名以上配置、専用の施設・設備を有し、個々の症状に応じて機能回復を図るため、より効果的なリハビリテーションを行っております。
脳血管疾患等
リハビリテーション料(Ⅱ)
専任の常勤医師を1名・専従の理学療法士又は作業療法士1名以上配置、専用の施設・設備を有し、個々の症状に応じて機能回復を図るため、より効果的なリハビリテーションを行っております。
呼吸器
リハビリテーション料(Ⅰ)
専任の常勤医師を1名・専従の理学療法士1名を含む常勤理学療法士又は常勤作業療法士を合わせて2名以上配置、専用の施設・設備を有し、個々の症状に応じて機能回復を図っております。
廃用症候群
リハビリテーション料(Ⅱ)
廃用症候群の患者様であって、一定程度以上の基本動作能力、応用動作能力、言語聴覚能力及び日常生活能力の低下を来している患者様に対して個別療法のリハビリテーションを行っております。
入院時食事療養費
生活療養(Ⅰ)
当院は、入院時食事療養費に関する特別管理により食事の提供を行っております。療養のための食事は、管理栄養士の管理の下に適時(朝食 午前8時、昼食 午後0時、夕食 午後6時)適温で提供しております。
後発医薬品使用体制加算1 薬剤部門において後発医薬品の品質、安全性、安定供給体制等の情報を収集・評価し、その結果を踏まえて薬事委員会で後医発品の採用を決定する体制になっております。
医療機器安全管理料1 医療安全管理を行う部門を設置しており、医療機器安全管理に係る常勤の臨床工学技士が1名以上配置しています。また、従業者に対する医療機器の安全使用のための研修を行っています。
薬剤管理指導料 薬剤師を2名以上配置するとともに、医薬品情報の収集及び伝達を行うための専用施設を有し、選任薬剤師を1名以上配置して適切な薬学的管理及び薬剤師による服薬指導を行っております。
2A 2B 3 4 外来 適合基準名 内   容
院内感染防止対策 院内感染対策委員会を設置し、各室の入口には速乾式消毒液を設置しております。
医療安全対策加算1 医療安全対策に係る研修を受けた専従の看護師等を配置し、医療安全対策を実施する体制等を整えております。
CT撮影及びMRI撮影
大腸CT撮影加算
64列以上のマルチスライス型の機器によるCT撮影を行っております。また、大腸CT撮影も行っております。
患者サポート体制充実加算 患者様又はそのご家族からの疾病に関する医学的な質問並びに生活上及び入院上の不安等様々な相談に対応する窓口を設置しています。
医科点数表第2章第10部手術の通則の16に掲げる手術 胃瘻造設術(内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む)
胃瘻造設術件数が1年間に50件未満であり、高い割合で経口摂取可能な状態に回復させる体制を整えております。
胃瘻増設時嚥下機能評価加算 胃瘻増設前に、嚥下造影又は内視鏡下嚥下機能検査を実施し、胃瘻増設の必要性、今後の摂食機能療法の必要性及び方法、胃瘻抜去又は閉鎖の可能性等について評価します。
人工腎臓
(慢性維持透析を行った場合1)
透析用監視装置の台数が26台未満であり、透析用監視装置1台当たりの透析実施患者割合は3.5未満です。また、透析機器安全管理委員会を設置し、透析機器の安全管理対策を検討・実施しております。
導入期加算1 透析患者ごとの適応に応じて、腎代替療法について十分な説明を行っています。
透析液水質確保加算及び
慢性維持透析濾過加算
月1回以上水質検査を実施し、関連学会から示されている基準を満たした血液透析濾過用の置換液を作成し、使用しております。
下肢抹消動脈疾患指導管理加算 人工透析を実施している患者様に係る下肢末梢動脈疾患の重症度等を評価し、療養上必要な指導管理を行っています。また、下肢疾患の専門的な治療体制を有している札幌東徳洲会病院と提携しております。
ペースメーカー移植術及びペースメーカー交換術 循環器科又は心臓血管外科の経験を5年以上有する医師が1名以上配置してペースメーカー移植術又はペースメーカー交換術を行います。
機能強化加算 厚生労働大臣が定める、かかりつけ医機能の施設基準に適合しています。
ニコチン依存症管理料 当院はニコチン依存症管理料の届出を行っており、禁煙の為の治療的サポートをする禁煙外来を行っております。館内は全面禁煙になっております。
別添1の「第14の2」の1の(1)に規程する在宅支援病院
患者様が住み慣れた地域で安心して療養生活を送れるよう、24時間往診や訪問看護の提供が可能な体制を確保し、緊急時に在宅で療養を行っている患者様が直ちに入院できます。
在宅時医学総合管理料および施設入居時医学総合管理料
通院困難な場合、患者の同意を得て、計画的な医学管理のもと訪問診療を行っています。
在宅がん医療総合診療料
通院が困難な末期の悪性腫瘍の患者様に対する在宅診療です。

当院の
手術件数

令和4年1月1日~12月31日

区分1に分類される手術 手術の件数
頭蓋内腫瘤摘出手術等 0 件
黄斑下手術等 0 件
鼓室形成手術等 0 件
肺悪性腫瘍手術等 0 件
経皮的カテーテル心筋焼灼術 0 件
区分2に分類される手術 手術の件数
靭帯断裂形成手術等 0 件
水頭症手術等 0 件
鼻副鼻腔悪性腫瘍手術等 0 件
尿道形成手術等 0 件
角膜移植術 0 件
肝切除術等 0 件
子宮附属器悪性腫瘍手術等 0 件
区分3に分類される手術 手術の件数
上顎骨形成術等 0 件
上顎骨悪性腫瘍手術等 0 件
バセドウ甲状腺全摘(亜全摘)術(両葉) 0 件
母指化手術等 0 件
内反足手術等 0 件
食道切除再建術等 0 件
同種死体腎移植術等 0 件
その他の区分に分類される手術 手術の件数
人工関節置換術 0 件
乳児外科施設基準対象手術 0 件
ペースメーカー移植術及びペースメーカー交換術 0 件
冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺を使用しないものを含む。)及び体外循環を要する手術 0 件
経皮的冠動脈形成術、
経皮的冠動脈粥腫切除術及び経皮的冠動脈ステント留置術
0 件
気管切開術 1 件
リザーバー設置術 10 件
胃瘻造設術 6 件
内視鏡的消化管止血術 0 件
大腸ポリープ・粘膜切除術 0 件

取り組みOUR COMMITMENT

びょういん
あーとぷろじぇくと


病院を安心とやすらぎを共有できる癒しの空間に…
美術家の方々の温かな思いが込められたアート作品を院内に展示しています。

『びょういんあーとぷろじぇくと』は、病院にアートがあることで、病院に関わる多くの方に安らぎや心のゆとりを持って過ごしていただきたいと願い行ってきた活動です。最初は2008年秋、障がいや病を抱えた人たちのアート作品を札幌ライラック病院の待合室に展示する企画として始まりました。

やさしさやあたたかさに溢れ、そこから発せられる美しさ、繊細さを感じさせる作品は、見る人に、希望や勇気を与えるほどの力を持っています。そして、また、病院を始めとする治癒の場で、アートという、作ることも生きることであるような営みは、自分をみつめるという必然を通し、時に、お互いの緊張をときほぐすように柔かく私たちに働きかけてくれるのではないでしょうか。

2013年からは、活動に興味をもち、賛同する美術家が参加するようになり、作品 や展示は、より芸術性を高めた内容に変化。これまでに、アート作品設置の他、コンサート、ダンス、ワークショップ等、毎年、分野と内容を更新しながら、活動を継続してきています。
現在、当プロジェクトは、14回目を迎え、新たな企画として2019年夏から2021年冬までの約3年をかけて、医療の場を、こころの通った、温もりの感じられる人間らしい空間に近づけようと、美術家による5回の展覧会とイベントを開催中です。

アートの‘こころに働きかける力’を共有し、医療・福祉の場にアートがあるとはどういうことなのか、あらためて、皆さまと一緒に考えさせていただければ幸いです。

日野間 尋子

びょういんあーと
ぷろじぇくと代表

日野間 尋子

糖尿病教室

地域の方々の健康増進及び、糖尿病患者様に限らず、多くの方に糖尿病に関する理解を深めてもらう目的で、平成25年より糖尿病専門医である本庄院長を中心に、糖尿病教室を開始いたしました。

プログラム内容
  • 本庄院長による糖尿病疾患全般についての講義
  • 薬剤師による薬剤療法や薬の説明
  • 栄養士による栄養指導や献立アドバイスなど
  • 理学療法士による運動療法の解説や運動実技指導など
  • 看護師による健康指導や生活に関するアドバイスなど
  • 検査技師による検査の実態やデータの見方など
  • その他、血糖測定、健康体操を毎回実施
  • 歯科、眼科、皮膚科の先生など、幅広い診療科の先生による
    講義を不定期開催
健康ランチコース体験会

糖尿病などで食事制限がある方でも外食が可能で、コース料理であっても楽しむことができると知ってもらい、美味しく贅沢で健康的な食事を知っていただく企画です。

地域交流


当院では地域貢献の一環として、近隣の中・高生を対象とした職業体験の受け入れや、医療・福祉にかかわる出前講話、健康増進・介護予防を目的とした健康教室等での運動指導を行っております。職業体験:病院内で働く多種多様な職種や業務・役割を実際の現場で体験・見学して頂き、患者様と触れ合うことで、将来のイメージを創造するお手伝いができるのではないかと実施しております。出前講話・健康教室:近隣の町内会や老人クラブ、介護予防センター等からのご依頼に対して、テーマに即した専門職が対応させていただきます。

事業継続計画(BCP)


突然の災害や事故、想定外のことが日々起きております。
当院では、そのような不測の事態が発生した場合においても安定した医療を提供するため、BCPに取り組んでおります。

基本方針
  • 必要な医療の継続及び救護活動を実施し、入院患者や傷病者の命を守る。
  • 災害・事故の発生の可能性及び発生した際の影響を事前の対策によって最小化し、患者・職員の人命を守る。
  • 組織・経営としての継続性を担保し、地域に信頼される医療機関、また職員にとって働き甲斐のある職場であり続ける。
具体的な被害想定

東日本大震災クラスの地震。震度6強を想定

具体的な取り組み
方針決定と対応
  • 災害対策本部設置
  • 対応方針の決定と対応
情報収集
  • 職員、患者の安否確認
  • 院内の施設、設備点検
  • 災害の情報収集
  • 外部との連携
  • 要員確保
  • 対応要員の拠点確保
資源の確保等
  • 医薬品等の確保
  • 患者情報の確保
  • 省資源対策
  • トイレ、廃棄物対策
院内の現状の備え
  • 人員数/約250名
  • 代替診療スペース/あり 約11床
  • 食料備蓄品/飲料水、非常食ともに入院患者様、職員用 3日分備蓄あり
  • 医薬品/入院患者 3日分備蓄あり
  • 電気/自家発電機あり、備蓄燃料 560ℓ、稼働可能時間28時間
  • 医療機器/人工呼吸器など医療機器は自家発電機接続のため稼働可能
  • 重症患者への対応/DMATと連携し、市内医療機関へ搬送も可能
震災時の対応実績
2018年発生北海道胆振東部地震発生時の対応
地震発生直後
職員参集開始。患者安否確認、院内設備安全確認、職員安否確認、職員招集連絡実施。
災害対策本部設置。
1日目
自家発電機継続稼働のため、燃料確保に動く。
北海道、札幌市へ燃料提供要請。
電力会社へ電力復旧要請。
入院患者のケア継続。
院内損壊箇所復旧作業。
2日目
自家発電機継続稼働のため燃料確保継続。
透析患者転院トリアージ開始、DMATへ救援要請。
その後電力復旧。
以上、停電発生からおよそ30時間後の電力復旧までの災害時対応となった。

行動計画
について

当院では、職員がその能力を発揮し、仕事と生活の調和を図り働きやすい雇用環境の整備を行うため、次のように行動計画を策定する。

  • 職員が出産や育児に関する休暇を取得しやすい職場環境を目指す。

  • 令和7年3月までに、従業員全員の年次有給休暇取得率を1人当たり年間60%以上とする。

  • 現在、管理職に占める男性割合が56.2%に対して女性割合が43.7%の為、令和7年3月までに、課長以上の管理職の女性割合を50%以上にする。