人工呼吸器患者さまの受け入れVENTILATOR

人工呼吸器装着患者さまを
積極的に受け入れています。

PHILOSOPHY

脳血管障害から、低酸素・蘇生後脳症、神経難病・呼吸器疾患のような患者さまなど、長期での入院治療が必要な人工呼吸器装着患者さまの入院のご相談を承っております。
現在当院には70名ほどの人工呼吸器装着患者さまが入院いただいており、専門職のチーム医療により、患者さまの安全と快適な療養生活を提供しています。
多様なご希望に幅広く応えるための努力を重ねてまいります。

  • 専門職チームによる充実のケアが必要な患者さま
  • 症状に合わせたケアが必要な患者さま
  • 障害や疾患などをお持ちの人工呼吸器疾患患者さま
  • 直近7年間の呼吸器離脱実績

専門職チームによる
患者様に合わせた
充実のケア

CASE

平成19年より人工呼吸器装着患者さまの受け入れを開始し、スタッフの習熟度は高いレベルを誇ります。
医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・臨床工学技士など専門職のチームが力を合わせてケアいたします。
人工呼吸器透析ケア検討委員会を毎月開催しており、患者さま個々の症状に合わせたケアについて日々検討し実践を行っています。

患者さまへの、
より質の高いケア提供を
目指して

現在当院では看護師3名、臨床工学技士1名、理学療法士7名、計11名の3学会合同呼吸療法認定士が在籍しており、医師と共に、呼吸認定療法士が中心となり、多職種が参加する人工呼吸器透析ケア検討委員会の開催や、カンファレンスにて治療方針の決定をします。
ADL・QOLの向上を目的に、人工呼吸器の設定や離脱・離床の検討、肺炎予防を含めた呼吸状態全般に対する最善の対応を常に探求しております。肺炎の危険性が高い患者さまには、積極的な体位変換や排痰手技を行い予防に努め、対象の患者さまには呼吸器離脱に向けて、呼吸器設定を見直ししながらの自発呼吸強化の呼吸練習を実施しております。
患者さまの状態によっては、呼吸器を使用したままの車いす乗車や院外散歩、経口摂取練習、保清のためのシャワー浴等も、負担が大きくならないように工夫して取り組んでおります。
さらに入院患者さまにとどまらず、在宅で人工呼吸器を使用されている患者さまに対しても、肺炎予防や呼吸器リハビリ等を行い、
より安全な在宅生活が継続できるようサポートしております。
異なる職種間での意見交換や知識の共有を積極的に行いながら、患者さまへの、より質の高いケア提供を目指しております。

症状に合わせた
人工呼吸器ケア

  • 歩行の練習・車イス乗車の促進

    歩行の練習・
    車イス乗車の促進


    活動に制限が生じやすい人工呼吸器装着患者さまや重度な障害がある患者さまに対しても、立位や歩行などの積極的な機能訓練を行ったり、車椅子乗車による臨床を促し気分転換や身体機能の向上を図っています。

  • 呼吸リハビリテーション

    呼吸リハビリテーション


    人工呼吸器の長期使用による肺炎等の合併症を予防するために、痰の排出を促したり、自発呼吸を強化するための呼吸リハビリテーションに力を入れています。

  • 院外散歩

    院外散歩


    ご希望や症状に応じて車椅子に乗車していただいたり、病院の外へ外出する院外散歩を実施しています。

  • シャワー室

    シャワー室


    1~2週に1度、人工呼吸器を装着された方でも、患者さまに合わせてシャワー浴ができる施設を備えています。
    看護師と臨床工学技士が立ち合い、体調面・機器管理面でも万全の体制でシャワー浴を行います。

  • お食事

    お食事


    体調の良い方は、4段階の嚥下機能訓練食を用いてリハビリを行います。嚥下反射や水を飲み込む状態などを確かめ、安全を確認しながら嚥下機能訓練を行います。

  • コミュニケーション

    コミュニケーション


    コミュニケーションを図る手段の1つに、意思伝達装置「伝の心(でんのしん)」を取り入れています。インターネットやテレビ、メールを使用することができます。付属するスイッチにより、指だけでなく、足や顔などで動かせる部位を使って操作することも可能です。

医療機器管理の
プロフェッショナル
臨床工学技士

PROFESSIONAL

当院では人工呼吸器を多く保有しており、患者さまの生命を守っています。通常業務以外に緊急時(夜間・休日問わず365日)の呼び出し対応をしています。

使用機器

・ケアフュージョン社製LTV1200
・フィリップス社製トリロジー02 plus
計85台

医療機関のみなさまへ

FOR MEDICAL PERSONNEL

当院では人工呼吸器を多く保有しており、人工呼吸器装着患者さまの受け入れ態勢を整えております。
患者さまを、医師・看護師・臨床工学技士が同乗する当院救急車にて、お迎えに伺うことも可能です。
詳しくは地域連携部にご相談ください。

  • 緊急時の対応
    reception1

    万が一の震災・停電時は、人工呼吸器にも非常用バッテリーも備えています。人工呼吸器などの医療機器を動かすために、病院の非常用発電機を動かします。
    また、行政医師会災害派遣医療チーム(DMAT)などとも連携を密に図ります。

  • 転院搬送時の送迎対応
    reception2

    医師・看護師・臨床工学技士が同乗した救急車で送迎することも可能です。お問い合わせの際にご相談ください。

人工呼吸器
装着患者さま
受け入れ体制

SYSTEM
受け入れ可能ベッド数 2A病棟 42床 2B病棟 48床 全90床
病室人数 2名~4名室(1床当たり6.4㎡以上の病室)
医師体制 麻酔科医1名 循環器内科医1名 呼吸器内科医2名 内科医3名
看護体制 10:1看護
使用呼吸器 ケアフュージョン社製 LTV1200 フィリップス社製 トリロジー02 plus
機器管理 臨床工学技士による中央管理体制
呼吸器リハビリ体制 有(呼吸器リハⅠ) 呼吸療法認定士11名在籍
停電対策 緊急時自家発電装置に常時接続 備蓄燃料 560ℓ 稼働可能時間28時間
室温管理 全病室エアコン設備(部屋毎温度設定可能)
送迎条件 片道3時間以内 16:00までの到着
contact-bg
まずは地域連携部までご相談ください。ご相談内容によって適切な部署等をご案内することがございます。