2020.08.03
人工呼吸器について
当院の人工呼吸器治療について
当院では北海道内で最大規模の人工呼吸器台数を保有しており、気管挿入や気管切開、
マスク換気で人工呼吸器を使用しておられる患者さまのお受け入れを積極的に行っております。
人工呼吸器の種類は2種類に絞り、新しいスタッフでも操作に慣れやすく、習得するのに時間がかからないようにしております。
それにより異常時の早期発見やトラブルの未然防止につながっております。
2014年には人工呼吸器を使用している患者さまのQOLの向上を目的とした人工呼吸器ケア検討委員会が立ち上がりました。
人工呼吸器を使用することで日常的に多くの制限が生じてしまう患者さまに対し、快適に治療・ケアを受けられる環境を提供したいと考え活動を続けております。
治療や日々のケアには多くの職種がそれぞれの特徴を活かしたかかわりをしております。
人工呼吸器のスペシャリストである3学会合同呼吸療法認定士も多数在籍しており、患者さまの情報共有や治療方針を話し合うカンファレンスには医師や看護師のみならず、
リハビリスタッフ、臨床検査技師、臨床工学技士、栄養士、医療相談員、医事課スタッフ等も参加しております。
患者さまの状態にもよりますが、天気の良い日には人工呼吸器を装着したまま車いすに乗車し、スタッフ付き添いのもと院外へ散歩に出かける事もあります。
また入浴(シャワー浴)に関しても人工呼吸器を装着したまま行う為、患者さまに負担のかからないよう最大限の配慮をして行っております。
その他、経口摂取や意思伝達機器を使用したコミュニケーション支援等の取り組みに対しご家族様からもご好評の声を頂いております。
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